2006年2月18日

ドイツはストライキが少ない国として知られています。イタリアやフランス、ギリシャなどの国ではストは日常茶飯事ですが、ドイツではめったにありません。しかし今年に入ってからは、医師や看護婦が全国の病院でストをしたり、公務員がストをしたりしており、医療費削減や公務員の給料の引き下げなどに抗議する行動がめだっています。メルケル政権の推計によると今年の歳入不足は400億ユーロに達しているため、あちこちで歳出を減らしたり、社会保障サービスを削ったりする努力が欠かせないのです。

ドイツの2005年の第4・四半期の経済成長率は、ゼロでした。統一以来ドイツ経済は建国以来の低成長率にあえいでいますが、内需は冷え込む一方で、ますますせちがらい世の中になっていきそうです。繁盛しているのは安売りスーパーばかり。